2023年3月7日 (仮訳)ノルロバリドンを含むオーストラリア産のXanthoparmelia属2新種 Elix, JA., Louwhoff, SHJJ. & Molina, Md. 2000. Two new species of Xanthoparmelia lichenized Ascomycotina from Australia containing norlobaridone. Mycotaxon. Available at: https://www.cabdirect.org/cabdirect/abstract/20198632185 [Accessed March 7, 2023] 【R3-10398】2023/3/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オーストラリアからXanthoparmelia crespoaeとX. microphyllizansの2新種を記載した。 両種はいずれも下面が淡色で、裂芽を欠き、ロクソジンとノルロバリドンを含んでいた。 前者はニューサウスウェールズ州に産し、裂片が重生すること、後者はタスマニア州に産し、”microphylline laciniae”を有することなどで特徴づけられた。 Australia, New South Wales, Shoalhaven River, Warri Bridge, ca. 15 km NW of Braidwood (新種) Xanthoparmelia crespoae Elix, Louwhoff & M.C. Molina 語源…スペインの地衣学者、Ana Crespo教授に献名 【よく似た種との区別】 Xanthoparmelia incrustata 全体的な形態が類似している 本種より地衣体が密に固着する 本種と異なり地衣体中央部がしばしば小区画状 本種と異なり地衣体上面に白斑を有するのではなく欠く 本種と異なり裂片が葉縁において凸形 本種と異なり地衣体下面に管状の溝を有する Xanthoparmelia metamorphosa 形態的に類似している(混同のおそれがある) 地衣体に白斑を有する 地衣成分が同一 本種と異なり地衣体が緩く固着する 本種と異なり地衣体上面の白斑が弱い 本種より裂片の幅がずっと狭い 本種と異なり裂片が二叉分岐する Australia, Tasmania, Deal Island, Kents Group, Bass Strait, summit, ca. 500 m NE of Lighthouse Hill (新種) Xanthoparmelia microphyllizans Elix 語源…”microphylline”の 【よく似た種との区別】 Xanthoparmelia filarszkyana 裂片が葉縁に位置する 裂片の頂部がやや丸い 地衣体下面が淡色 裂芽を欠く 地衣成分が同一である 本種と異なり”laciniae”を有するのではなく欠く Xanthoparmelia flavescentireagens 形態的に類似している(混同のおそれがある) 地衣成分が同一である 本種と異なり地衣体が緩く~中程度に固着する 本種と異なり”microphylline laciniae”を有するのではなく欠く 本種より”laciniae”の幅がずっと広い 本種と異なり”laciniae”が類線形で細長く、いくぶん細管状